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2022年は地球保護が最大のエンゲージメント・テーマに

2022年は地球保護が最大のエンゲージメント・テーマに

24-01-2022 | インサイト
排出量ネットゼロを推進する中で天然資源の保護にも取り組むことが、ロベコが2022年に新たに設定する4つのエンゲージメント・テーマの中核となります。
  • Carola van Lamoen
    Carola
    van Lamoen
    Head of Sustainable Investing
  • Peter van der Werf
    Peter
    van der Werf
    Engagement Specialist

要点

  • 排出量ネットゼロのテーマで脱炭素化に向けた動きを強化
  • 天然資源管理と「Nature Action 100」グループに注力
  • 多様性と一体性のテーマで人間開発の課題に対応

職場における多様性の拡大を通じて人間開発を推進しつつ、脱炭素化と資源管理によって地球上の限られた資源を守ることに、重点を置いています。今年の新規テーマは、「排出量ネットゼロ」、「天然資源管理:水資源と廃棄物」、「多様性(ダイバーシティ)と一体性(インクルージョン)」、「Nature Action 100」の4つになります。

ロベコのアクティブオーナーシップ・チームでは、毎年、向こう3年間に注力すべき新しいエンゲージメント・テーマを選んでいます。ロベコは株式や債券を保有する投資先企業との間でエンゲージメントを進めており、長年にわたり、関連課題において、対象企業の環境、社会、ガバナンス(ESG)指標の改善に大きく貢献しています。

Our outlook for SI and engagement themes for 2022
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1. 排出量ネットゼロ

排出量ネットゼロのテーマは、ロベコの全運用資産において、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという既出のコミットメントの一環として設定されました。これは、パリ協定の目標達成という国際公約の一端を担うものです。パリ協定では、2100年までの地球温暖化を2℃未満に抑制する目標が掲げられていますが、そのためには、2050年までに全世界でカーボンニュートラルを実現する必要があります。

ロベコのサステナブル投資責任者のCarola van Lamoen は、次のように述べています。「気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、投資家に対し、排出量ネットゼロに向けたエンゲージメントを一段と強化する必要性が再び強調されました。今回のテーマ『排出量ネットゼロ』は2020年に掲げたエンゲージメント・テーマを発展させたものです。2020年に設定した同テーマでは、高排出企業に焦点を置き、一定の進捗を見せたものの、依然としてネットゼロへの移行に遅れが見られています。」

「新テーマの対象は、ロベコの段階別評価システムで黄色信号に分類される企業です。それに対し、移行に失敗する恐れがあるとして赤信号に分類された企業は、2021年に設定されたテーマ『パリ協定の加速化』におけるエンハンスト・エンゲージメントの対象となります。」

2. 天然資源管理

天然資源管理に関するエンゲージメントでは、水の消費や排水の管理が重大な課題となっている企業に焦点が当てられます。投資家は、製品の製造に必要な淡水の量を把握する必要があります。水が不足する地域から取水されることもしばしばです。一方で、有害物質の排出も引き続き問題となっています。

エンゲージメントのシニア・マネジャーであるPeter van der Werf は、次のように述べています。「採取と放出の両面から水資源と廃棄物の問題を統合するテーマを設定することによって、天然資源の利用に関連する偶発的なイベントに対してもエンゲージメントを実行する柔軟性が生まれます。」

「水資源と廃棄物は、プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)に影響を及ぼす重要な要因となります。企業と投資家を対象とする環境規制は、加速度的に厳格化が進んでいます。このため、このエンゲージメント・テーマでは、海底や陸地の採掘、PFA化学物質の排出、水不足、農薬廃棄物、プラスチック廃棄物などの環境問題に直面する企業にフォーカスします。」

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3. 多様性(ダイバーシティ)と一体性(インクルージョン)

サステナブル(持続可能)で豊かな社会の実現には、人間開発も欠かせません。とりわけ一体性(インクルージョン)の普及がもたらす恩恵を享受するためには不可欠です。このテーマは、職場における多様性を促進し、平等な権利を確保し(特に取締役会を含む上級役職における女性の登用)、全ての人の意見に耳を傾けるといった、これまでの取り組みを発展させたものになります。

エンゲージメント・スペシャリストのLaura Bosch は、次のように述べています。「人的資本戦略の下で多様性や一体性(D&I)の高い職場を作り出すために、企業が果たす役割は極めて重要です。長期的に持続可能な収益を確保しながら、ビジネスが目指すべき方向性を維持するために、多様な考え方、バックグラウンド、経験を考慮することが有益であることは、多くの証拠によって裏付けられています。」

「ロベコのエンゲージメントでは、企業の人的資本戦略へのD&I要素の組み入れを改善し、D&Iの実践と成果を強化するための明確な目標を設定することを目指しています。また、従業員の構成、昇進、採用、定着率、公平な給与体系に関するデータと実績を有意義な形で計測し、開示することを企業に求めています。」

4. Nature Action 100

最後のテーマは、自然環境とその中に生息する数百万種類もの動物、植物、海洋生物(その多くは人間による開発により脅かされている)の保護を目指す、新しいコラボレーションになります。これまでの生物多様性に関する取り組みをベースとし、既存の投資家パートナーシップである「Climate Action 100+」をモデルとしています。ロベコは主要メンバーとして、この新しい協働エンゲージメントの企画・開発を推進してきました。

Van Der Werfは、次のように述べています。「IPBES生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書によると、2050年までに地球上の全生物種の約25%、約100万種の動植物が絶滅の危機に瀕する見通しです。今世紀末までには、50%以上の生物種が絶滅の危機にさらされるでしょう。」

「このエンゲージメントは、Climate Action 100+から学んだ教訓をベースとしながら、国際的な協働エンゲージメント・プログラムの一端を担うものであり、陸上、淡水、海洋の生物群系にフォーカスします。森林破壊、乱獲、汚染など、生物多様性への依存と潜在的な影響に対応していきます。」 

重要事項

当資料は情報提供を目的として、Robeco Institutional Asset Management B.V.が作成した英文資料、もしくはその英文資料をロベコ・ジャパン株式会社が翻訳したものです。資料中の個別の金融商品の売買の勧誘や推奨等を目的とするものではありません。記載された情報は十分信頼できるものであると考えておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。意見や見通しはあくまで作成日における弊社の判断に基づくものであり、今後予告なしに変更されることがあります。運用状況、市場動向、意見等は、過去の一時点あるいは過去の一定期間についてのものであり、過去の実績は将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。また、記載された投資方針・戦略等は全ての投資家の皆様に適合するとは限りません。当資料は法律、税務、会計面での助言の提供を意図するものではありません。

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商号等: ロベコ・ジャパン株式会社  金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2780号

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