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EU規制に従ったファンド分類で、ロベコの運用戦略のサステナブルな特性が明確に

EU規制に従ったファンド分類で、ロベコの運用戦略のサステナブルな特性が明確に

17-03-2021 | インサイト
サステナビリティの実体を浮き彫りにするEU新規制の施行により、投資商品の世界に大転換が訪れています。ロベコの諸戦略においては既に数十年にわたりサステナビリティを組み入れており、この動きは追い風となっています。
  • Elissa Lyra
    Elissa
    Lyra
    Senior Product Development Manager
  • Kenneth Robertson
    Kenneth
    Robertson
    Client Portfolio Manager - Sustainable Investing

要点

  • ロベコのほぼ全てのファンドが、EUが定めるサステナビリティ特性に適合
  • 第8条と第9条の定義は、ロベコ社内の既存の分類システムに一致
  • 長年にわたるサステナビリティ統合の実績により、分類作業はスムーズに

ファンド分類は、EUのサステナブルファイナンス・アクション・プラン、及び主要な新指令であるサステナブル・ファイナンス開示規則 (SFDR)の一環として、2021年3月に施行されました。

運用機関はSFDRの下で、サステナビリティの統合度合いと、提供する各投資戦略が重視するポイントについて、開示を迫られることになります。規制の狙いは、透明性を高める環境を整備し、最終投資家が各ファンドを比較しやすくすることによって、グリーンウォッシングを防止することにあります。

ロベコにおいてはほぼ全てのファンドが、新規制の2つの条項の定義に当てはまります。第8条は、環境及び社会的特性を促進し、これらの要因を投資プロセスに統合している全投資戦略が対象になります。さらに厳格な第9条は、特定のサステナビリティ目標や目的が設定された投資戦略に適用されます。2021年3月10日までに、全戦略について、それぞれ該当する条項の下に分類することが求められました。

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通常通りの業務運営

ロベコにおいては、これは、いわば「通常通りの業務運営」を意味します。ロベコのサステナブル投資共同委員会(SI Center of Expertise)所属のクライアント・ポートフォリオ・マネジャーであるKenneth Robertsonは次のように述べています。「25年間に及ぶサステナブル投資の経験を有するロベコでは、以前から独自の社内分類システムを用いて、幅広い投資戦略を分類してきました。」

「SFDRが定める新しい規制要件に向けて準備する際、3月10日の施行日から確実に規制を順守するために、これまでの経験が大いに役立ちました。」

「ロベコは全社的な哲学として、環境、社会や全てのステークホルダーに対してサステナブルな対応をとる企業(及び国)は、将来のビジネスや発展の過程で直面するさまざまな課題を克服できる可能性が高い、という信念を持っています。この哲学の下で、ロベコではほぼ全ての投資戦略において、独自のリサーチに基づき、投資プロセスに体系的にESGを統合しています。」

「まずは、サステナビリティ要因の重要性(マテリアリティ)と、それが企業のビジネスモデルや収益性に与える影響について理解を深めることが第一歩です。その結果、企業が長期的に直面するリスクや機会についてより的確に理解することができます。」

社内の分類システム

ロベコでは、お客様が投資にどの程度サステナビリティを採り入れたいのかを見極める一助として、2019年にロベコ社内の分類システムを導入しました。このシステムに基づいて、「サステナビリティ・インサイド」、「サステナビリティ・フォーカス」、「インパクト投資」の3つのタイプにファンドを分類しました。

Robertsonは次のように述べています。「ロベコの投資戦略の大多数はサステナビリティ・インサイドに分類されます。これには、独自のリサーチ、投資除外、議決権行使及びエンゲージメントをベースに、ESGを完全に統合している戦略が該当します。また、サステナビリティ・フォーカスの運用戦略においては、明確なサステナビリティ方針と、ESG特性の目標、及びベンチマークを上回る環境フットプリントの目標を掲げています。」

「さらに、インパクト投資戦略では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)など、特定のサステナビリティ・テーマへの貢献を目指しています。また、新たに運用を開始した、パリ協定準拠型ベンチマークに適合した気候債券戦略も含まれます。これらのファンドは、名称にロベコSAMブランドを冠しています。」

規制の定義との一致

ロベコの分類は、新しいSFDRの分類に合致しています。

  • 第8条ファンド: 「他の特性に加え、環境または社会的特性、あるいはその双方を促進し、かつ投資先企業が適切なガバナンス慣行に従っている金融商品」。これにはサステナビリティ・インサイドとサステナビリティ・フォーカスに属する全ての投資戦略が該当します。
  • 第9条ファンド: 「サステナブル投資を目的とする金融商品で、参照ベンチマークとしてインデックスが指定されたもの」。これには(ロベコSAMブランドを冠する)全てのインパクト投資ファンドが該当します。

一方、デリバティブのみを利用するファンドや貯蓄口座などのESG要因を適用しないごく一部のファンドのみ、条件の緩い第6条ファンドに分類されています。

専任のワーキンググループ

ロベコのシニア商品開発マネジャーのElissa Lyraは次のように語りました。「ロベコには長年にわたるサステナブル投資の実績がありますが、今回、新しいSFDRが定める基準を用いた分類のため、広範にわたる運用戦略の分類作業を実施しました。」

「分類プロセスの第1のステップとして、債券、クオンツ、ファンダメンタル株式、マルチアセットなど、ロベコが提供する投資戦略それぞれについて、専任のワーキンググループを結成しました。この段階では、SFDRが定める分類要件をベースに各ファンドをマッピングしました。」

「第2のステップとして、新たに開発した社内ツールを用いて、規制が定める悪影響に関する測定基準に照らして各ファンドの実績を評価しました。次のステップとして、ロベコの法務、コンプライアンス、リスク管理の各部門において、新規制の精神や文言を確実に順守するように、追加的な査定を行ないました。」

「最後に、社内の各種ガバナンス委員会による審査を経て完成された分類案が、最終的に各ファンドの分類として確定され、3月10日に適用されました。また同日、ファンドの新しい開示情報がウェブサイト上で公表されました。」

環境及び社会的特性の促進

分類のプロセスは複雑であり、全社内の幅広い部門が関わることになりましたが、2010年以降、投資プロセスにESGを日常的に統合してきた実績が奏功し、分類作業は比較的スムーズなものになりました。

Lyraは次のように述べています。「ロベコの大多数の投資戦略については、アクティブオーナーシップや投資除外に加え、投資プロセスにESGが体系的に統合されているため、ほとんどの投資戦略が無理なく第8条に分類されました。」

「ファンドを構成する資産に対して、厳格な選定基準と、環境または社会的特性促進の基準を満たしているかどうかを図る厳格な指標を適用しました。また、投資先企業の適切なガバナンス慣行に対する評価も、これらの運用戦略における重要要素です。」

「サステナビリティ・フォーカスの運用戦略においては、一歩踏み込んで、ベンチマーク対比で環境フットプリントを削減する目標を掲げています。もっとも、これはリスク軽減措置としてフットプリントの削減を目指すものであって、環境や社会的目標を全面的に追求するものとは見なされないため、第8条に分類することとしました。」

「第9条に関しては、ロベコSAMブランドを冠した投資戦略全てが、最先端のインパクト投資のアプローチを採用しています。社会や環境に対する測定可能なインパクトをもたらすように設計され、サステナブルな投資目標を柱に据えながら、他のサステナビリティ目標に重大な悪影響を及ぼさないことにもコミットしています。このため、全てのインパクト投資戦略が第9条の分類に該当すると判断しています。」

Sustainable Finance Action Plan
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重要事項

当資料は情報提供を目的として、Robeco Institutional Asset Management B.V.が作成した英文資料、もしくはその英文資料をロベコ・ジャパン株式会社が翻訳したものです。資料中の個別の金融商品の売買の勧誘や推奨等を目的とするものではありません。記載された情報は十分信頼できるものであると考えておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。意見や見通しはあくまで作成日における弊社の判断に基づくものであり、今後予告なしに変更されることがあります。運用状況、市場動向、意見等は、過去の一時点あるいは過去の一定期間についてのものであり、過去の実績は将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。また、記載された投資方針・戦略等は全ての投資家の皆様に適合するとは限りません。当資料は法律、税務、会計面での助言の提供を意図するものではありません。

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