アクティブオーナーシップ
アクティブオーナーシップはサステナブル投資の基本的信条を成すものであり、数十年にわたりロベコのDNAに息づいてきました。投資先企業のアクティブオーナーであることが、運用実績と社会の双方に貢献することにつながると確信しています。ロベコは、エンゲージメントを活用して企業のサステナビリティ特性の改善を求め、株主総会で議決権を行使してきた豊富な経験を有します。
スチュワードシップ
スチュワードシップとは、運用機関に託された資産を責任を持って運用すること、また運用におけるサステナビリティ原則の順守状況を包み隠さず報告することです。スチュワードシップ責任を積極的に実践していくことは、ロベコのサステナブル投資アプローチにおいて不可欠な要素となっています。
ロベコにとって投資における使命とは、リサーチに基づき質を重視した投資プロセスを用いて、お客様のために長期的に最良の投資成果を生み出すことであり、スチュワードシップ責任の実践は、この使命と密接に結びついています。ロベコはスチュワードシップ活動を通じて、幅広いポートフォリオにおける長期的な価値創造を目指します。
主な実績
出所：ロベコ、スチュワードシップ・レポート2022年版
エンゲージメント対象資産総額
議決権を行使した市場数
エンゲージメント対象企業数
議決権行使対象資産総額
成功裏に終了したエンゲージメントの割合
エンゲージメント・テーマ件数
エンゲージメント件数
会社提案に反対票を投じた株主総会の割合
議決権を行使した株主総会件数
議決権を行使した議案件数
ロベコのエンゲージメントと議決権行使の世界分布
進捗状況（進行中のエンゲージメント・テーマと対象企業）
アクティブオーナーシップ報告
スチュワードシップ活動についてお客様やステークホルダーに報告することは、ロベコの責任を果たすうえで重要な要素となります。ロベコは四半期毎に、アクティブオーナーシップ活動の主要事項を概説し、議決権行使やエンゲージメントの実績、ロベコが認識する最新動向、注目する主要テーマについての洞察を取りまとめて報告しています。
アクティブオーナーシップ活動のハイライト議決権行使結果
ロベコは毎年約5,000件の年次株主総会で議決権を行使しています。透明性はサステナビリティの不可欠な要素であり、ロベコでは議決権行使記録をウェブサイトや四半期レポート、年次レポートで公表しています。ロベコは、株主総会で争点となる議案や決議には躊躇なく反対票を投じ、報酬における問題など、良好なガバナンスのための義務を果たしていない取締役の再任に反対票を投じることも少なくありません。
ロベコの議決権行使状況 株主総会
スチュワードシップとコラボレーション
ロベコは、急速に変化する世界における協調の重要性を確信しています。そのため、金融市場のサステナビリティ向上に向けたコミットメントの一環として、幅広い国際組織と協働しています。ロベコは、責任投資原則（PRI）、国連グローバル・コンパクト、国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク（ICGN）など、多様な国際的イニシアティブの署名機関となっています。また、気候変動に関する機関投資家グループ（IIGCC）やトランジション・パスウェイ・イニシアティブ（TPI）など、特定分野に取り組むために設立されたイニシアティブにもメンバーとして参加しています。端的に言えば、協働により力が増すと確信しているのです。
関連規範と加盟状況