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サステナビリティ投資

ポジティブ・スクリーニング

従業員政策、環境保護、人権などの社会問題や環境問題でリーダーシップを発揮している企業に投資すること。

ポジティブ(またはアファーマティブ)・スクリーニングとは、企業を排除するのではなく、環境に優しい製品を生産したり、社会的責任を果たすビジネスを実践するといった、ポジティブな事例となる企業を選別して投資することです。比較的明確に線引きができるネガティブ・スクリーニングと異なり、ポジティブ・スクリーニングでは、環境汚染や職場慣行、多様性(ダイバーシティ)、製品の安全性など、複雑な問題の分析が必要とされます。

ポジティブ・スクリーニングによってふるいにかけられたポートフォリオの中には、世界的に持続可能な社会の実現に寄与するような革新的な製品を生産販売する、比較的規模の小さい企業も含まれます。例えば、太陽エネルギーや風力、水素燃料電池などの再生可能エネルギーの発電企業や、自然食品や健康用品の製造業者、環境のクリーンアップやリサイクルを手掛ける企業などです。

充分に分散されたポートフォリオ運用を行うには、大企業や中堅企業も組み入れることが必要ですが、規模の大きな企業と、それら企業が抱える問題はより複雑なものです。ポジティブ・スクリーニングは、どの大企業が前向きな方向に進んでいるのかを見極めるのに役立ちます。投資信託(ミューチュアルファンド)やその他の運用機関では、ポジティブ・スクリーニングに「ベスト・イン・クラス」アプローチを適用する場合が多く見られます。但しその場合、業界全体としての実績は関係なく、業種内でリーダーシップを発揮していれば、例えばたばこ会社でも選ばれる可能性があります。