金融引き締め効果を持続させるため、中央銀行は過度にハト派的な印象を与えないよう振る舞うと見られますが、米国とユーロ圏では、政策金利はピークに達した可能性が高いようです。FRBが利上げを再開する条件として、金融環境が緩和する中でインフレ圧力が再燃する必要があります。ECBの場合は、経済成長が極めて脆弱であることから、利上げ再開のハードルはさらに高いと見られます。日本では、金融政策は引き締め方向へと緩やかにシフトしています。前回の金融政策決定会合において「イールドカーブ・コントロール(YCC)」がさらに修正されたことを受けて、イールドカーブの5~10年ゾーンはアンダーパフォームする結果となりました。金融政策およびイールドカーブの方向性と変化のペースは現状のまま推移すると、ロベコは予想しています。一方、中国人民銀行の金融政策の方向性は依然として異なり、政策金利は中期的に横ばいから引き下げ方向で推移すると予想しています。
Outlook for central banks policy rates

出所: ブルームバーグ、ロベコ、2023年11月6日現在; change 12m ahead, based on money market futures and forwards
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