Robeco, The Investments Engineers
blue circle

エンハンスト・インデックス株式戦略

パッシブ型株式運用の代替となるソリューション

主な特長

  1. それぞれ、良好なバリュー、クオリティ、モメンタム、アナリスト予想の修正という特性を持つ銘柄を選択する、実証済みのモデル

  2. 相対的なリスクをコントロールしサステナビリティを統合した、規律ある透明性の高いプロセス

  3. 先進国市場(2004年~)と新興国市場(2007年~)における設定来のインフォメーション・レシオが1を上回る、実証されたトラックレコード

この10年で、コスト意識が高まると同時に、アクティブ運用のパフォーマンスを精査する姿勢が強まっています。その結果、パッシブ型ソリューションへの移行が進んでいますが、パッシブ型にも欠点が存在します。コスト控除後ではベンチマークに劣後する傾向があることに加え、透明性には代償が伴います。市場参加者が積極的にベンチマーク構成銘柄の変更を裁定機会として利用するからです。さらに、多くの場合、サステナビリティの観点が欠落しています。

パッシブ型と伝統的なアクティブ型の商品の中間に位置するのが、エンハンスト・インデックス株式戦略です。当戦略では、トラッキングエラーを低水準に抑えつつ、インデックスのリスク・リターン特性やサステナビリティ特性の向上を目指します。

ロベコのクオンツ株式ランキング・モデルでは、投資家の予想可能な行動パターンの結果として生じる市場の非効率性を体系的に特定して捉えます。ロベコは定量的な銘柄選択の先駆者であり、1990年代初頭に最初のモデルを開発しました。このモデルが実践の場で成功し、2004年には、パッシブ運用の代替として、トラッキングエラーを抑制しESGを統合したクオンツ株式戦略である、エンハンスト・インデックス株式戦略を初めて立ち上げました。

アルファの源泉

それぞれ、良好なバリュークオリティモメンタム、アナリスト予想の修正、短期のシグナルという特性を持つ銘柄を選択します。

ロベコのアプローチ

当戦略では、企業に関するポジティブ、ネガティブ双方の見解に基づいて、ベンチマーク対比でオーバーウェイトあるいはアンダーウェイトを決めます。バリュー、クオリティ、モメンタム、アナリスト予想の修正、短期のシグナルの観点で、株式の相対的な魅力度を判断します。

ポートフォリオの全ての意思決定は、定量株式ランキング・モデルのシグナルとポートフォリオ構築アルゴリズムに基づいて行われます。ポートフォリオのリバランスは、毎月、モデルによるランキング更新後に行われます。ポートフォリオ・マネジャーとリサーチャーが運用プロセス全体を厳密にモニタリングし、ポートフォリオは人の目による監視の下で完全に制御されます。

ロベコは15年以上、一連のエンハンスト・インデックス株式戦略を運用してきました。年月の経過とともに、トラッキングエラーを抑制しつつ、目標とするコスト控除後超過収益を安定的に実現する能力が実証されてきたと考えています。このアプローチの効率性は、グローバル先進国市場、新興国市場のいずれの投資ユニバースにおいても実証されています。

運用チーム

ロベコのクオンツ運用グループは世界でも最大規模のチームで、40名以上の定量リサーチャーとポートフォリオ・マネジャーから構成されています。広範な定量運用の規律と、定量リサーチを革新的なソリューションにつなげてきた25年を超える経験があります。

当戦略は、定量運用に全面的にコミットした経験豊富なコア・クオンツ株式担当のポートフォリオ・マネジャーが運用しています。ポートフォリオ・マネジャーは運用に際して定量リサーチャーと緊密に連携し、その専門性を運用に活用します。

リサーチャーは、ロベコの定量株式商品群の中核を成す定量モデルとポートフォリオへの適用について開発と改良を担当しています。経験豊かなリサーチ・チームは、学術界とも強い結びつきがあります。

戦略のサブ分類

先進国市場と新興国市場を含む、異なる地域を投資ユニバースとするエンハンスト・インデックス戦略を提供しています。

サステナビリティ

この戦略は、とりわけ環境および社会的特性を推進し、除外スクリーニング、ESG統合、ESGリスク・モニタリング、アクティブオーナーシップなどを取り入れています。EUサステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)の第8条ファンドに分類されています。

様々な方法で、投資判断プロセスにサステナビリティの観点を取り入れています。

  • ロベコの除外方針に準拠しています。

  • 株式ランキング・モデルに独自のスマートESGスコアを取り入れています。クオリティ・ファクターの変数としてESGを考慮しています。

  • ESGスコアがベンチマークを上回るようにポートフォリオを構築します。

  • ポートフォリオ構築プロセスにカーボン・フットプリントを組み入れ、フットプリントがベンチマークを確実に下回るようにポートフォリオを構築します。

  • エンハンスト・エンゲージメント・プログラムをポートフォリオに直接連動させています。

  • ポートフォリオのSDGsレーティングはインデックスを上回ります。

代表的なエンハンスト・インデックス株式戦略よりもサステナビリティを向上させた戦略も提供しています。コア・クオンツ・サステナブル株式戦略では、より広範な価値観に基づく投資除外リストを適用するとともに、SDGスコアが低い企業を投資ユニバースから除外しています。また、市場インデックスを大幅に上回るESG特性を実現し、カーボン・フットプリントはインデックスを30%下回ることを目指します。このサステナブル版の戦略は、ロベコの「サステナビリティ・フォーカス」商品に分類されます。

また、ファクターを中立化しつつサステナビリティを重視したエンハンスト・インデックス株式戦略も提供しています。パリ協定準拠型SDG気候戦略では、カーボン・フットプリントの50%削減を目標とし、SDGsに悪影響を及ぼす株式には投資していません。

特性

01

コア・ソリューション

長期的なポートフォリオの中核となる投資です。

02

豊かな伝統

数十年にわたりロベコの専門性の中核として根付いています。

03

安定性

運用チームは長年にわたる経験と低水準の離職率を誇ります。

04

システマティック

投資運用においてルールに基づくアプローチを採用します。