Robeco, The Investments Engineers
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ファクター株式戦略

実証済みのファクターへのエクスポージャーを捕捉

主な特長

  1. ロベコが1990年代初頭から定量運用の分野で積み上げてきた豊富な専門知識、経験、リソースを基盤とする戦略

  2. リターンの源泉の分散とリスク削減のため、バリュー、モメンタム、低ボラティリティ、クオリティのファクターへのエクスポージャーを捕捉

  3. 報われないリスクの回避とリターンの最大化を図るため、ファクター定義を改良

学術界では、伝統的な資産クラス、セクター、地域といった分類に加え、多くの「ファクター」と呼ばれる特有のリスク・リターン属性によって資産価格が影響を受けることが、数十年前から認識されています。ロベコもこの分野の学術研究で長い歴史を誇り、19世紀半ばには株式のスタイル・ファクターが既に存在していたことを、リサーチによって突き止めています。ポートフォリオの構成比率を戦略的に調整してファクター・エクスポージャーをとることで、運用者はリスク調整後リターンを大幅に改善することができます。

アルファの源泉

ロベコの初代ディレクターは、全ての投資判断はリサーチ主導であるべき、と考えました。ロベコはそれ以来、常に定量運用の最前線に立ち続けています。ロベコの画期的なリサーチは、定量運用理論の形成に貢献し、ロベコが提供するリスク調整後リターンやソリューションに成果をもたらし、洗練されたファクター定義開発の要となりました。

当戦略では、銘柄選択がパフォーマンスの主な源泉であり、全ての投資判断は各ファクターの銘柄選択モデルに基づいて行われます。

ロベコのアプローチ

ロベコが運用するファクター投資戦略は、根拠に基づくこと、経済合理性を有すること、統計的なパターンだけにとらわれないこと、慎重な投資を推し進めること(それにより不必要なコストを避けること)という信念を基盤としています。

ポートフォリオの全ての意思決定は、定量株式ランキング・モデルからのシグナルとポートフォリオ構築アルゴリズムに基づいて行われます。各ポートフォリオは、ターゲットとする4つのファクターの1つ以上に対して、高水準のエクスポージャーを保有します。単一ファクターの戦略には、それぞれ独自のランキング・モデルとサブ・ポートフォリオが存在します。

ポートフォリオのリバランスは、毎月、銘柄選択モデルによる新しい銘柄ランキングに基づいて行われます。ポートフォリオ・マネジャーとリサーチャーが運用プロセス全体を厳密にモニタリングするため、ポートフォリオは人の目による監視の下で完全に制御されます。各戦略は、高いシャープレシオの達成を目標としています。

Wilma de Groot - コア・クオンツ株式運用責任者 兼 クオンツ株式ポートフォリオ・マネジメント・チーム責任者

Wilma de Groot
コア・クオンツ株式運用責任者 兼 クオンツ株式ポートフォリオ・マネジメント・チーム責任者

幅広い市場、資産クラスにわたり、ファクター・プレミアムは「至る所で」捕捉可能であると確信しています。

運用チーム

ロベコのクオンツ運用グループは世界でも最大規模のチームで、40名以上の定量リサーチャーとポートフォリオ・マネジャーから構成されています。広範な定量運用の規律と、定量リサーチを革新的なソリューションにつなげてきた25年を超える経験があります。

ロベコのマルチファクター株式戦略と単一ファクター株式戦略(バリュー、モメンタム、クオリティ)は、ファクター投資を担当するポートフォリオ・マネジャーが運用しています。低リスク戦略であるコンサバティブ株式戦略は、コンサバティブ株式担当ポートフォリオ・マネジャーが運用しています。ポートフォリオ・マネジャーは運用に際して定量リサーチャーと緊密に連携し、その専門性を運用に活用します。

リサーチャーは、ロベコの定量株式商品群の中核を成す定量モデルとポートフォリオへの適用について開発と改良を担当しています。経験豊富なリサーチ・チームは、学術界とも強い結びつきがあります。

戦略のサブ分類

単一ファクターによる4つの株式戦略(それぞれバリュー、モメンタム、クオリティ、低ボラティリティ)と、これら4つのファクターを利用して1つのポートフォリオを構築する株式戦略1つを提供しています:

対象地域

グローバル先進国とグローバル・オール・カントリーを対象とする、単一ファクターとマルチファクターの株式戦略を提供しています。コンサバティブ株式戦略では、その他にも新興国市場、欧州、米国、中国A株を対象とする戦略を提供しています。

サステナビリティ

この戦略は、とりわけ環境および社会的特性を推進し、除外スクリーニング、ESG統合、ESGリスク・モニタリング、アクティブオーナーシップなどを取り入れています。EUサステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)の第8条ファンドに分類されています。

様々な方法で、投資判断プロセスにサステナビリティの観点を取り入れています。

  • ロベコの除外方針に準拠しています。

  • 株式ランキング・モデルに独自のスマートESGスコアを取り入れています。クオリティ・ファクターの変数としてESGを考慮しています。

  • ポートフォリオ構築プロセスにESGを統合し、ESG特性が市場インデックスを上回るようにポートフォリオを構築します。

  • ポートフォリオ構築プロセスにカーボン・フットプリントを取り入れ、フットプリントが市場インデックスを確実に下回るようにポートフォリオを構築します。

  • エンハンスト・エンゲージメント・プログラムをポートフォリオに直接連動させています。

  • ポートフォリオのSDGsレーティングはインデックスを上回ります。

代表的な株式戦略よりもサステナビリティを向上させた、単一ファクター戦略とマルチファクター戦略のサステナブル版も提供しています。より広範な価値観に基づく投資除外リストを適用するとともに、SDGスコアが低い企業を投資ユニバースから除外しています。また、市場インデックスよりも大幅に優れたESG特性を実現し、カーボン・フットプリントはインデックスを30%下回ることを目指します。

また、パリ協定準拠型SDG気候コンサバティブ株式戦略も提供しています。この戦略では、カーボン・フットプリントの50%削減を目標とし、SDGsに悪影響を及ぼす株式には投資していません。

特性

01

リサーチ主導

テーマへの本質的な理解が、設定時よりDNAに刻み込まれています。

02

豊かな伝統

数十年にわたりロベコの専門性の中核として根付いています。

03

システマティック

投資運用においてルールに基づくアプローチを採用します。