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新興国市場

短期的な市場ノイズにとらわれない姿勢で臨む

ロベコは、1930年に、最初の新興国投資となるペルーへの投資を行いました。今日では、多岐にわたる新興国市場戦略を通じて、340億ユーロ以上(2021年5月現在)の資産を運用しています。

新興国市場投資のガイド(英文)

長期的視点

  • 新興国市場は決して均一ではありません。常に進化をつづけ、異なる発展段階にある、非常に多様な国々からなる集合体です。新興国の株式投資は個人投資家が主導しており、市場には短期的なノイズが溢れています。そのような中で新興国市場を構造的にけん引する原動力を見出すためには、長期的な視点を持つことが不可欠であり、新興国市場株式投資における重要な決め手となります。

  • この長期投資の視点と、ロベコのクオンツおよびサステナブル投資の運用能力を融合することにより、新興国市場の広範な投資機会を活かすことが可能となります。

長年をかけて実証された国別配分と銘柄選択のアプローチ

  • 新興国市場投資は、ある一定の成長見通しによる恩恵が見込まれる企業に投資するだけに留まらない、より繊細で緻密なアプローチが求められます。1つには、新興国株式市場は先進国市場に比べ均一でなく、国によって発展段階が異なります。また、典型的な特徴として、人口構成、政策執行や財政運営のアプローチ、国際金融システムへの統合度合などに大きな違いが見られます。

    企業が事業を展開する各国の、社会経済的および政治的な相違を理解することは、銘柄選択成功のための重要な情報源となります。

  • したがって、新興国株式へのエクスポージャーを求める投資家は、投資プロセスにおいて国別分析が不可欠であるという認識が必要です。重要なのは、株式のパフォーマンスの原動力になると見込まれる投資テーマを特定し、こうしたテーマから恩恵を享受する可能性が最も高い企業を見極めることです。

    ここで、長年かけて実証されたロベコのアプローチが違いを生むのです。5つのファクターによる独自の国別分析フレームワークを適用して国の魅力度を分析し、各国の見通しの変化を捉え、各国間の社会経済的・政治的な変数の差異を運用に活かします。

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新興国市場におけるESG統合:容易ではないが不可欠

  • サステナビリティをめぐる情勢は急速に変化しています。サステナビリティは新興国市場で長い間見過ごされてきましたが、今や数多くの新興国や企業が意識するようになっています。

    新興国政府は、排出量ネットゼロ目標などのサステナビリティ目標を導入し始めています。現在では、サステナビリティ目標をアニュアルレポートに明記する新興国企業が増加し、財務諸表の英語版を自社ウェブサイトに公開する企業も増えています。多くのプロバイダーが、新興国企業のESGに対するカバレッジを大幅に拡大しています。一方で、新興国市場の個人投資家のサステナビリティに対する姿勢も、ここ数年で大きく変化しています。その結果、新興国市場の報告基準は、先進国市場と同等の水準へ急速に収斂しています。

  • ロベコは、投資全般で、中でも特に新興国市場において、長い間サステナブル投資を提唱してきました。ロベコは、10年以上前から、新興国株式の運用プロセスにESG基準を明確に統合しています。また、それに先立つ2001年から既に、上場企業に対しコーポレートガバナンスに関するアンケート調査を実施し、一定のガバナンス側面を運用プロセスに組み入れてきました。

  • 今日では、投資家のサステナビリティに関するニーズや目標に応じて、「サステナビリティ・インサイド」、「サステナビリティ・フォーカス」、「インパクト投資」という3種類に大別されるサステナブル投資ソリューションを提供しています。これらは、それぞれ異なるレベルのサステナビリティ統合をご提供するものですが、いずれも一貫したESG統合プロセスを共有しており、議決権行使エンゲージメントを含むアクティブオーナーシップ活動を実施しています。

    アクティブオーナーシップ
  • 独自の専門性を融合

    ロベコは、新興国市場投資、サステナビリティ、クオンツ運用の分野で長年にわたり専門知識を培ってきました。それにより、これらすべての分野におけるロベコ独自のノウハウを融合した、多様なソリューションの提供が可能となっています。

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