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株主総会シーズン:株主としての声を届ける

株主総会シーズン:株主としての声を届ける

16-08-2019 | インサイト

米国ではサステナビリティ課題の注目度が高まる一方で、アジアでは引き続き、取締役会の構成が最も議論を呼ぶ話題となっている - これが、直近の株主総会シーズンでロベコが議決権行使を通じて得た総括です。ロベコは、株主権利の行使を通じて企業のサステナビリティ向上に向けた働きかけをしています。ロベコのアクティブ・オーナーシップ・チームによると、投資家の意見が明らかになる年1度のこの機会に、勝者と問題企業が顕著に浮き彫りになりました。

  • Laura Bosch Ferreté
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    Engagement analyst

2019年の年次株主総会シーズンは、ロベコが議決権を行使した株主総会の件数が大幅に増加しました。主に顧客数とマンデートの件数の増加によるものです。2018年には5,000以上の株主総会で投票を行いましたが、2019年にはこの件数のさらなる増加が予想されています。ロベコは、運用機関として、アセットオーナーに代わって議決権を行使します。それにより、投資先企業が環境・社会・ガバナンス(ESG)の取り組みを向上させるよう促すことを目指します。

「米国では、社会的課題に関する株主決議の件数が大幅に増加しています。昨年の主要テーマは環境でしたが、今年は実際に議題になった環境関連の決議案が減少し、代わって社会的課題に関する決議が増加しました」と、エンゲージメント・アナリストのLaura Bosch Ferretéは述べています。Bosch Ferretéは3月から6月にかけての株主総会が集中するシーズンの全結果を集計しました。社会的課題とは、男女間の賃金格差からロビー活動費用まで、多岐にわたります。

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共同提案による決議

「ロベコの議決権行使全体の約35%は米国で行われており、米国がロベコにとって重要な市場となっていることが分かります。本年は、社会的課題に関する株主決議全体の約75%に賛成しました」 と、アクティブ・オーナーシップ責任者であるCarola van Lamoenは語りました。

「ロベコは2件の共同提案を行いました。まずフォードに対しては、気候関連のロビー活動による寄付について、より詳細を開示するよう求めました。業界団体や政治団体への寄付が、環境分野のビジネス戦略にどの程度合致したものとなっているか、支出額が妥当かを見極めるためです。」

「2つめはBPに対するもので、事業戦略が気候変動2度シナリオにどの程度即しているか、また、それに準拠するための温室効果ガス排出削減計画について開示するよう求めました。企業が長期的にビジネスを継続できるよう担保すること、そして気候変動をビジネスの主要リスクとして認識することは、株主にとって非常に重要な課題です。」

エンゲージメント・テーマとの一貫性

「株主提案された議題のいくつかは、ロベコのエンゲージメント活動のテーマにも沿ったものでした。例えば、男女間の賃金格差や、製薬企業が医薬品の価格設定を報酬体系にどう反映しているかに関するもの、また注目が集まるプラスチック汚染関連の提案などが挙げられます。」

過去の実績を反映しない、古い慣習に基づく役員報酬が再浮上してきたほか、2020年から女性取締役選任に対する目標を設定する新たな国内規制もあります。「今年も過去数年と同様の傾向が見られました。役員報酬体系に構造的な問題があるため、多くの投資家が、役員報酬に対して反対票を投じています。ロベコは、米国では役員報酬の35%に反対票を投じました。これは、ロベコにおけるグローバル平均である27%を少し上回る水準となりました。」

重要事項

当資料は情報提供を目的として、Robeco Institutional Asset Management B.V.が作成した英文資料、もしくはその英文資料をロベコ・ジャパン株式会社が翻訳したものです。資料中の個別の金融商品の売買の勧誘や推奨等を目的とするものではありません。記載された情報は十分信頼できるものであると考えておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。意見や見通しはあくまで作成日における弊社の判断に基づくものであり、今後予告なしに変更されることがあります。運用状況、市場動向、意見等は、過去の一時点あるいは過去の一定期間についてのものであり、過去の実績は将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。また、記載された投資方針・戦略等は全ての投資家の皆様に適合するとは限りません。当資料は法律、税務、会計面での助言の提供を意図するものではありません。

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